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頭頚部がんの特徴とは

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頭頚部にできるがんを頭頚部がんといいますが、その種類は多岐にわたります。

頻度は少ないものの生きていくうえでの重要な器官が集まっている部分でもあり、QOL(Quality of Life、生活の質)と密接に関係してきます。
 

頭頚部がんとは

頭頚部がんとは、頭頚部とよばれる脳から下の顔から鎖骨より上の首までの範囲にできるがんの総称です。頭頚部には様々な器官が存在するためにここではっせいしたがんには多くの種類に分けられます。

がん全体の中で頭頚部がんは5%未満と少ないものとなっていますが、がんの場所によって性質が大きく異なり、治療法も大きく変わってきます。

また頭頚部がんのほとんどが扁平上皮がんと呼ばれる組織型といわれています。また顔から首までの範囲ではありますが、目と脳に関しては頭頚部がんとは区別されます。
 

頭頚部がんの種類と原因、症状、治療法

ひとくくりに頭頚部がんといっても、範囲が広く、のどや食道、耳や口腔内などの器官があり、それぞれの種類のがんが存在します。

それら頭頚部がんの種類とそれぞれの症状、治療法をみていきましょう。

【鼻・副鼻腔】

種類 上顎洞、篩骨洞、蝶形骨洞にできるがんです。

鼻腔の中は複雑に入りくんでおりトンネルのようになっています。その外側に左右4つずつ空洞があり、これを副鼻腔(ふくびくう)といいます。

副鼻腔のなかで最大の空洞である上顎洞に発生する上顎洞がんがほとんどを占めます。しかしながら近年では副鼻腔炎が減少したことにより上顎洞がん自体も減少傾向にあります。

高齢の男性に多いがんです。    

症状 鼻水、鼻づまり、鼻血、がんが進行すると歯痛や口蓋こうがいが腫れるなどの症状を認める場合もあります。
治療法 上顎洞がんでは、顔面の重要な臓器ががん付近に存在するためにむやみな外科的治療を避けなければいけません。

そのために、放射線療法、抗がん剤による化学療法と手術療法をあわせた三者併用療法による治療法となります。

 

口腔

種類 舌がん、口腔底がん、歯肉がん、頬粘膜がん、硬口蓋がんなど口腔がんで約半数を占めるものが舌がんといわれています。50代から多く発症しやすいですが、20歳代でも患うことがあります。
症状 口内炎などの症状が続き、飲食するときにしみることがあります。

舌がんがよく発生する部位として舌の両脇の部分が最も多く、尖端や真中の部分にできることはまれです。

症状が進行すると首のリンパが腫れたりしこりを触れることがあります。

治療法 基本的に症状の進行具合によって異なります。

ほとんど全ての口腔がん(扁平上皮がん)で手術療法によって外科的にがんを取り除く治療が主流です。

 

咽頭

種類 咽頭は鼻の奥から食道までの部分をい言い、食物や空気の通り道のことを指します。

場所により上咽頭、中咽頭、下咽頭にわけられそれぞれに発生するがんを上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんといいます。

EBウィルスの感染ががんと関係している上咽頭がん、HPウィルスと関係している中咽頭がんでは20代の比較的若い人にも多いがんとされています。

一方下咽頭がんで中年期の男性に多い傾向があります。

症状 初期にはのどの違和感、軽い痛み程度で強い症状がないことも少なくありません。

がんが大きくなれば食事の通りにくさや息苦しさが出現します。

また頸部リンパ節への転移を首のしこりとして自覚して初めて分かる場合もあります。

上咽頭がんの場合 : 耳のつまった感じや聞こえにくさ、鼻づまり、鼻血などが主な症状です
中咽頭がんの場合 : 片側の扁桃腺の腫れ、のどの痛み、血痰などの症状で気がつくこともあります。
下咽頭がんの場合 : 声のかすれや耳周りの腫れなど症状が出ることもあります。

治療法 がんの発生した場所によって治療法が異なります。

上咽頭がんでは放射線による治療が一般的となります。

放射線への感受性が高いために選択される治療法です。

中咽頭がん、下咽頭がんの場合も早期であれば上咽頭がん同様に放射線による治療が行われます。

しかし進行したがんには遊離皮弁を用いた再建手術を行うこともあります。

 

唾液腺

種類 唾液腺がんのほとんどは耳下腺がんと顎下腺がんとされ、舌下腺がんはきわめて稀といわれています。

唾液腺組織を構成する細胞から発生したがんのことを指しています。

症状 耳下腺がんの場合 : 耳下、耳前部の腫れや痛みが最も多い症状ですが、顔面のま麻痺や舌のしびれなどの症状を訴える場合もあります。

顎下腺がんの場合 : 顎下部の腫脹
舌下腺がんの場合 : 口腔底部(舌の下部分)の腫れ、オトガイ下部(顎の骨の下で首の正中部分)の腫れ  

治療法 唾液腺がんの治療は基本的に外科による手術と言われています。一番確実に治癒する方法です。

 

頸部

種類 甲状腺がん、転移性甲状腺がんなどがあげられます。

甲状腺がんのなかでもさらに細かく種類が分けられ、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がん、悪性リンパ腫などがあります。

症状 乳頭がん、濾胞がんの場合 : 甲状腺のしこり、リンパ節のしこり、嗄声などの症状が主になります。

髄様がん、未分化がん、悪性リンパ腫の場合 : 上記の症状に加え、血痰、呼吸困難、嚥下困難、全身の衰弱など命に関わるじょうな症状が現れます。

治療法 乳頭がん、濾胞がん、髄様がんでは手術療法が一般的な治療法です。

未分化がんに関しては症例が少なく予後の悪いがんであるために治療法が確率していないのが現実です。

悪性リンパ腫の治療は化学療法によるものが主流です。

 

【喉頭】

種類  
声門がん、声門上がん、声門下がんがあります。

喉頭とはのどぼとけのことで、食道と気道がわかれる場所にある器官で、誤嚥防止の役割を果たしています。

喉頭がんは年齢では60歳以上が最も多く発病していて、10:1の割合でで圧倒的に男性に多いという特徴があります。

症状 声門がんの場合 : 声のかれ(嗄声)が最もおおい症状です。
声門上がんの場合 : 咽頭異物感
声門下がんの場合 : 嗄声、呼吸困難
治療法 喉頭がんの治療は放射線療法と手術療法を組み合わせた治療が中心となります。

遠隔に転移が見られた場合には抗がん剤をつかった化学療法も取り入れられます。

 

頭頚部がんの予防

これまで見てきたように、頭頚部がん主に中高年の男性に多く発症するイメージがあります。それは喫煙や飲酒が大きく関わっているからです。

頭頚部がんを患った場合には喫煙をやめ、飲酒を控えることがなによりも重要といわれています。

喫煙を続けると、回復が遅れるばかりか、がんの再発の危険性が高まり他のがんへのリスクも心配されます。

頭頚部がんでは禁煙することが一番の予防となります。