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子宮癌・子宮頸癌の生存率まとめ

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sikyugan

女性特有のがんである子宮がん。婦人科のがんで最も多いとされています。子宮がんにはどんなものがあるのか、治療法や生存率をみていきたいと思います。

1.子宮がんとは

子宮がんには、子宮の入り口付近にできる「子宮頸がん」と子宮の奥(子宮体部)にできる「子宮体がん」に大別されます。

◎子宮頸がん

子宮頸がんは子宮がんのうち約70%程度を占めるといわれています。

子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分に発生します。

子宮の入り口付近で発生することが多く観察や検査がしやすいため、早期発見しやすいがんです。

早期発見で早期治療ができるため、予後のよいがんといえます。

◎子宮体がん

子宮体がんは赤ちゃんを育てる子宮の内側をおおう内膜に発生するがんで、子宮内膜がんともよばれています。

子宮体がんは、性交渉とは関係がなく、女性ホルモン(エストロゲン)と関係が深いがんです。

子宮体がんは95%が腺がんといわれていて、上皮がんの段階での発見は大変難しいとされています。

2.子宮がんの原因と傾向

◎子宮頸がん

以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い女性にも増えている傾向にあり、30歳代後半がピークといわれています。

子宮頸がんの多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。

HPVは、性交渉で感染することが知られているウイルスです。

子宮頸がんの患者さんの90%以上からHPVが検出されることが知られています。

このウイルスは子宮頸部に感染して定着します。

感染そのものはめずらしいことではありませんが、感染しても多くの場合、自分の免疫力で症状のないうちにHPVが排除されると考えられています。

HPVが排除されず感染が長期間にわたることで、異型細胞が増殖し前がん病変や子宮頸がんが発生する傾向があるようです。

また喫煙も子宮頸がんのリスクが高まることもわかってきました。

◎子宮体がん

最近では子宮体がんが増加傾向にあります。

これは、食生活の欧米化、脂肪の摂取量の増加がリスク要因です。

子宮体がんは50~60歳代の閉経前後で発症率があがっていますが、原因としてホルモン環境が大きな影響を与えていると考えられています。

未婚・未妊、ホルモン剤の服用などがその因子としてあげられます。

何らかの原因による高エストロゲン状態が、大きな影響を与えるようです。前がん病変として、子宮内膜増殖症が注目されています。

3.子宮がんの進行と治療

子宮頸がん、子宮体がんともに初期の症状はほとんどありません。

子宮頸がんは異形成という前がん状態からがんにが発生することが知られています。

無症状の状態でも、健診などでがん細胞に進行する前の正常でない細胞を見つけることができます。

そのため早期発見が可能なのです。

子宮体がんでは主に不正出血が多く、特に閉経期以降の出血で発見される場合も多いようです。

◎子宮頸がん

a.手術療法
がんの広がりによって、手術の方法は変わります。異形成や上皮内がんの場合、妊娠・出産の希望がある場合には子宮を残すためレーザー治療や高周波治療治療が行われます。円錐型に子宮頸部を部分的に切除する手術もレーザーや電気メスなどで行われることが多くなってきているようです。
上皮内がんまでの場合や、がんが非常に浅い場合は、単純子宮全摘出術が計画されます。手術が可能なⅡ期までのがんには子宮周辺の組織を幅広く切除する広汎子宮全摘出術が行われます。

b.放射線療法
Ⅲ期以降には放射線治療が一般的になります。放射線を体の外から照射する方法と、腟を通して子宮頸部のがんのある部分に照射する方法があります。

c.化学療法(抗がん剤治療)
転移がみとめられるような場合、抗がん剤による全身治療になることが多いようです。最近では放射線療法と同時に化学療法を行うなどの新しい治療法が多数登場しています。

◎子宮体がん

a.手術療法
腹部を切開して、子宮と卵巣、卵管を切除する手術になります。初期にはこの手術が行われますが、Ⅰ期以降には、この手術と周囲のリンパ節も切除することになります。Ⅱ期、Ⅲ期になると子宮と卵管、卵巣、腟、さらに子宮周囲を広く切除する広汎性子宮全摘術手術が行われることも多いようです。早期子宮体がんに対しては、2014年4月1日より腹腔鏡下手術が保険となったため積極的に行われています。

b.放射線療法
子宮頸がん同様、放射線療法は放射線を照射し、がん細胞を攻撃する治療法です。放射線療法は単独で行われるだけでなく、術前や術後などに行われることもあります。

c.化学療法(抗がん剤治療)
抗がん剤を投与するだけではなく放射線療法と併用したり、抗がん剤を先に投与することでがんを縮小させ、手術で摘出するなどの方法も行われています。

d.ホルモン療法
早期の症例にホルモン療法による子宮温存療法が可能です。また再発の危険性が高い場合、抗がん剤治療の効果が十分に見られない場合にも行われることがあります。

4.子宮がんの余命と生存率

近年、罹患率、死亡率ともに若い年代で増えてきています。

特に子宮頸がんでは性行為の開始年令に大きな関係があるとされます。

子宮頸がん、子宮体がんともにステージによって変わってきますが、Ⅰ期の場合には5年生存率は90%前後というデータがあります。

また進行性であるⅢ期では手術が不可能ですが、上皮がんの場合には放射線の感受性がいいため、放射線治療だけで50%前後の5年生存率が確保されるともいわれています。

手術でのリンパ節転移や卵巣への転移が認められるかどうかによっても、予後に大きな差がでてきます。

なによりも早期に発見され、早期に治療を行うほど予後は良好とされています。

5.予防

手術をした場合、単純子宮全摘術であればほとんど後遺症は残らないといわれていますが、手術範囲が広くなるほど後遺症の危険も出てきます。

進行してしまう前に早期で発見することが重要です。

生理以外での出血やふだんと違うおりものなど気になる症状があるときは早めに受診しましょう。

また1~2年に一度の子宮がん健診を受けることが早期発見につながります。