他社比較約2.5倍
高濃度コロイドヨード水の試飲はコチラ

乳癌の治療方法まとめ

| 0件のコメント

breast-cyst-3

乳癌とは

女性の癌でもっとも多いのが乳がんです。日本の女性のがん患者も例外なく乳癌が最も多いと言われています。
乳がんは乳房の中にある乳腺に発生する悪性腫瘍です。

女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。それらの乳腺は小葉に分かれていて、小葉は乳管という管でつながっています。乳がんの約90%はこの乳管から発生し、「乳管がん」と呼ばれます。そして「小葉がん」と呼ばれている小葉から発生する乳がんが約5~10%あります。

原因と傾向

年齢別にみると女性の乳がんは、30歳代から増加し始め50歳前後がピークとなり、その後は次第に減少していきます。

乳がんには女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られています。

初潮が早く、閉経が遅いなど体内のエストロゲン濃度が高く維持されている期間が長いと、乳癌の発症リスクが上がると言われています。妊娠や出産経験のある女性に比べると、ない女性は乳がんの発症リスクが高いとされています。これは妊娠・出産によって、乳腺の細胞が悪性化しにくい細胞に分化するためと考えられています。初産の年齢が遅い場合もリスクが高まることがわかっています。

また授乳歴がある女性、その期間が長い女性の乳がんの発症リスクは低くなっています。これはエストロゲンの暴露期間に関係していると考えられます。

そして経口避妊薬(ピル)の使用や、閉経後の女性ホルモン補充療法など、体外からの女性ホルモン追加によって、リスクが高まる可能性があるとされています。

生活習慣では、飲酒習慣や喫煙でリスクが高くなることがほぼ確実とされています。

さらに、脂肪細胞でもエストロゲンがつくられるため、肥満にも気を付けなければいけません。一方で閉経後の女性では、運動によって、乳がんの予防効果が確実であるとされています。

その他、良性乳腺疾患の既往、糖尿病は乳癌に関係することがあります。家族歴の多い場合には遺伝性乳がんが疑われます。

乳癌症状

1.乳房のしこりや痛み

乳がんは1cmほどの大きさになると自分で触るとわかるしこりになります。また、わきの下にできるしこりは、リンパの腫れあることが多いですがほとんどが良性であることが多いようです。しかし、乳ガンがわきの下のリンパ節に転移している場合があります。MRIなどの画像診断で発見されることが多くあります。

2.血性の分泌物

乳頭を絞ると乳管内にできたがんによって、血性の分泌物が乳頭から出てくることがあります。
このような場合、必ず乳腺外科を受診しましょう。

3.乳房の皮膚の変化

乳がんが乳房の皮膚の近くになるとえくぼのようなくぼみができたりします。またひきつれた感じをうけることもあるようです。

4.治療

乳がんは比較的性質の良いがんとされています。優れた検査法や有効な治療手段が多く早期に発見して適切な治療を受けることで、ほぼ完全に治すことができます。

乳がんという診断がついた場合、詳しい検査をします。癌が乳腺の中でどの程度広がっているのか、遠隔臓器に転移しているかについて調べることになります。
乳がんの広がり=乳房のしこりの大きさや乳腺の領域にあるリンパ節転移の有無、遠隔転移の有無によって大きく5段階のステージに分類されます。このステージに沿って治療法が変わってきます。

乳がんの治療法には手術(外科療法)、放射線療法、化学療法(抗がん剤による治療)、ホルモン療法(内分泌療法)などがあります。個々の患者さんの状態に合ったものを選び、組み合わせて行います。

◎手術(外科療法)

乳がんの最も基本的な治療は手術とされています。しかし近年は手術と他の治療法を組み合わせて、可能な限り手術を縮小する方向で治療法が検討されています。手術で必要以上に大きく切除しても治療成績は上がらないことがわかり、手術の縮小化に向けた研究が続けられた結果、乳房温存術に放射線照射を加える乳房温存治療が検討されつつあります。
乳がんの手術方法や切除する範囲は、乳房内でのがんの広がりによって決められます。

a.乳房温存手術

しこりを含めた乳房の一部分を切除する方法です。乳頭、乳輪を残した上で、がんを周囲の正常乳腺を含めて部分的に切除し、乳房の変形が極力軽度になるように形を整える手術になります。病変の部位や広がりによって、乳頭を中心にした扇形に切除、あるいはガンの周囲に安全域をとって円形に切除します。しこりが大きい場合や乳がんが乳腺内で広がっているとき、乳腺内にしこりが複数ある場合などは、原則として温存手術はできません。通常手術後に放射線照射を行い、残された乳房の中での再発を防ぎます。

b.単純乳房切除術

がんのできた側の乳房を全部切除し、わきの下のリンパ節の切除は行わない場合に行われる手術法です。

c.胸筋温存乳房切除術

乳房は切除しますが、両胸筋を残すように手術します。乳房とわきの下のリンパ節を切除します。

d.胸筋合併乳房切除術(ハルステッド法)

乳房とわきの下のリンパ節だけでなく、乳腺の下にある大胸筋や小胸筋を切除します。すでに歴史的な手術法となり、この手術法を行うことはほとんどありません。

◎放射線療法

放射線にはがん細胞の増殖を抑えたり死滅させる効果があります。放射線照射を行った部分にだけ効果を発揮する局所療法です。放射線を照射する範囲や量は放射線治療を行う目的や病巣のある場所、病変の広さなどによって決められます。乳房温存手術のあと、手術で取りきれずに残されているかもしれないがん細胞を死滅させるために放射線療法を行った場合、放射線照射を行わなかった場合に比べて、乳房内のがん再発率がほぼ3分の1に減少することがわかっています。また骨の痛みなど転移した病巣による症状を緩和するために行う場合もあります。多くの場合、外来での治療が可能となります。

◎化学療法(抗がん剤による治療)

化学物質(抗がん剤)を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞の根絶を目的として行う治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞がある場合にも発揮する全身療法になります。現在、抗がん剤には飲み薬と注射(点滴)の2種類があります。基本的には血液にのって全身をめぐり、がん細胞に対して作用します。

手術が困難な進行性の乳がんや、しこりが大きくて乳房温存手術が困難な乳がんには、がんを縮小させてから手術を可能にするために術前に薬物療法を行うことがあります。

また、がん細胞が血液やリンパ液を介して体内のあちこちへ運ばれ、手術後もどこかに隠れているこがあるかもしれません。こうしたがん細胞を根絶する目的で、術後に薬物療法を行います。

乳がんの化学療法で使用される抗がん剤には、たくさんの種類があります。1種類だけで治療することはほとんどありません。複数の薬を同時または順番に使って治療するのが一般的です。

作用の異なる薬をいくつか用いることで、がん細胞をより効率的に攻撃することができるからです。多くは注射で投与しますが、経口で投与する薬もあります。

5.早期発見のためのセルフチェック

女性では、乳がんにかかる数は乳がんで死亡する人の数の3倍以上になります。これは、女性の乳がんの生存率が比較的高いことになります。男性の乳がんはまれながんでありますが、女性の乳がんに比べて生存率が低い(予後が悪い)ことが知られています。女性の乳癌は早期の発見であれば完治も可能な癌です。しかし、全身に転移してしまうと生命を脅かす可能性もあります。

乳癌はセルフチェックすることができます。月に一度鏡の前に立って、乳房の変化、乳房のへこみやひきつれ、乳首のへこみやただれをチェックしましょう。乳房やわきの下にしこりが見つからないか指先で確認しましょう。
毎月行うことで変化にいち早く気付くことができ、早期発見につながるはずです。